南砂町から葛西臨海公園!巨大な橋を渡り東京のオアシスまで潮風散歩

東京エリア

皆さまにとってオアシスと呼べる場所はありますか。

次から次へとビルが乱立しており気が休まらないように思える東京にもオアシスは存在しました。そしてなんと東京湾まで見渡せるスポットでありながら無料で楽しめることができるのです。

そのオアシスの名は…

葛西臨海公園

名前を聞いたことがあっても実際に行ったことがない方も多くいるのではないでしょうか。今回はそんな東京都にある楽園を目指し江東区は南砂町からゆっくりと散歩をしながら行ってみたいと思います。

南砂町駅から葛西臨海公園へ向かって散歩スタート!

東京都江東区は地下鉄東西線「南砂町」駅前からスタートしたいと思います。なぜこの場所からのスタートなのかというと筆者が葛西臨海公園まで行く際の定番コースで、みなさんにもぜひお散歩におすすめしたいと思いまして。絶景が楽しめる橋や潮風を感じることのできる散歩道もあるので道中も必見の内容です。

近隣には大型ショッピングモールのSUNAMO(スナモ)イオンなどもあり、都心に比べるとかなり落ち着いた雰囲気なのでとても住みやすそうな街です。

個人的に今回の散歩ルートが大好きで昔からお馴染みの道のりを紹介してまいります。

レッツゴー!!!

太陽の光が非常にまぶしいですがこちらが駅前の様子になります。肌寒い日は特にお日さまの光は貴重ですね。季節問わず太陽にはできるだけ顔を向けて自然のエネルギーを感じたい派なので、気持ち良すぎるコンディションです。

標識に葛西の文字が見えていますね。標識に従って左へ曲がりましょう。

快晴で絶好のお散歩日和となりました。2月の散歩ということでダウンジャケットの下にカイロを忍ばせて準備万端です。

標識通りに曲がるとしばらくこのような直線の道になります。しっかり塗装されている道なので自転車も走りやすいです。

大型ショッピングモール「SUNAMO(スナモ)」が見えてきました。さまざまなテナントが入っており世代を問うことなくショッピングを楽しむことができる施設で筆者も昔から好きでお世話になっています。

そんなスナモの横を今回は通過してさらに先へと進んでいきます。

スナモからしばらく歩くと何やら前方に大きな橋が見えてきました。こちらの橋を渡りたいと思うのですがなかなかの急勾配なので、体力に自信のない方はゆっくりと休憩しながら登っていくことをおすすめします。この先の旅はまだ長いので。

橋の中腹くらいからの眺望。右端の方に小さく観覧車が見えているのがわかりますでしょうか。あそこが今回の目的地である葛西臨海公園になります。大分距離があるのでのんびりいきましょう。

清砂大橋の由来は、これから渡っていく方の江戸川区「清」新町(東岸)と今通ってきた江東区新「砂」(西岸)をかけ合わせて命名されたのだそう。ほえ〜。

結構な勾配の上り坂。てっぺんまでもう少しだ。がんばれ自分。

下を覗いてみると花々で「川をきれいに江東区」という文字をかたどったなんともアーティスティックな作品が。円状の花壇も相まってなんだかミステリーサークルっぽいなとひとり興奮気味。

橋のいただきから望む荒川と中川は格別です。その先には東京湾が広がっていますが、観覧車はまだまだ先の方に佇んでいますね。

吊り橋と表現していいのかは定かではありませんが支柱部分も真下までくるとより迫力があります。支柱ではなくメインの支えとなる部分は主塔と呼ぶそうです。明日には忘れてしまうかもしれませんが勉強になります。ちなみに主塔の高さは55mあるそう。

しばし主塔の造形美を味わったので目的地に向けて足を進めていきます。今回の葛西臨海公園までのルートは橋を渡り切る前に右側へ曲がります。画像で見えている赤い路面の方へ行きたいと思います。

「健康の道」と名付けられたこちらの道をひたすら進めば目的地である葛西臨海公園へたどり着くのですがこの一本道が結構長くておよそ2.5kmの距離になります。無理せずゆっくりといきましょう。

ふと右に目をやると中川越しに東京都心のビル群が見えます。普段筆者もあのコンクリートジャングルを彷徨っていますが、少し離れるだけでこんなにも開放感が味わえる場所があるということに感謝です。

清砂大橋から約1kmほどは歩いたでしょうか。まだまだ健康の道は続きます。私も心と身体の健康を手に入れるため。そしてこの先の景色を見たいのでこのまま突き進みます。

健康になるためには他に何かできることはあるかなど考えているうちに前方が異様なほどに開けてまいりました。おのずと足取りも軽くなります。右奥に小さく見えている橋は一時期話題になった恐竜橋こと東京ゲートブリッジですね。

そして左を見ると観覧車へかなり近づくことができました。葛西臨海公園はもう目と鼻の先まで来ています。

2.5kmって意外と長いんだなあ。周りに遮るものがないほぼ吹きっさらし状態で、なおかつ強めの向かい風だったので余計に長く感じました。ただ後ろを振り返ると…

海だーーーーーーーー!!!!!

ここまでの疲労感など一瞬で忘れてしまうほどテンションが上がってしまいます。

東京湾の絶景で行き止まりということはなくここからはついに葛西臨海公園へと突入していきます。

地図を見るだけで園内の広大さが伝わってきます。本当は一周したいのですが、この時は15:00頃で園内奥で日が暮れてしまうと少々心細いので中央広場まで行き、マップ下の葛西海浜公園まで向かってみたいと思います。

時々ジョギングやウォーキングの方とすれ違うくらいでまるで都内にいるとは思えません。マイナスイオンをたっぷり吸い込んで英気を養います。

ずんずん進んでいきます。実はこの界隈は葛西臨海公園の中でも恐怖スポットなのでお気を付けください。私はこの公園が好きでしょっちゅう訪れるのですが一度こんな体験をしたのです。

あれは今から5年ほど前の出来事でしょうか。いつも通り健康の道を抜けて園内へと入った私は記事内と同じルートで歩いていました。この日と同じように人の気配をほとんど感じることはありませんでした。ですが今までこの場所で嫌な経験をしたことがないので恐怖感は一切なく、むしろ広大な敷地を独り占めしたような気分で気持ち良く散歩を楽しんでいました。

3分ほど進んだ頃でしょうか。5mほど前方の茂みの方で間違いなく何者かが蠢いている。そんな感覚に襲われました。正体はわからないのですが何かがこの先にいることだけは確かなのです。

私はとっさにそれが普通の人間ではないことを瞬時に察しました。というのも常人では考えられないくらい奇妙な動きをしていたからです。軟体人間のようにまるで骨がないかのごとく全身をクネクネとさせながら変幻自在に辺りを動きまわっているのです。

まるで蛇のようだ。背筋に凄まじい寒気を感じながらも思考がしばらくフリーズしました。そして私はこの謎の生物の正体を1mほどまで迫りようやく気が付きました。

蛇のように見えたその生物はなんとでした。

すぐさまその場から避難したのは言うまでもありませんが、この辺りを歩かれる際はそんな生物とも遭遇するかもしれないのでご注意ください。夏場はこの界隈でベンチに寝転び日焼けを嗜む紳士も多くお見かけするのでそういう方は特に気をつけましょう。

急に怪談口調になってしまいすみません。そんな背筋の凍る体験を思い出しながらもやはりのほほんとした時間が漂っているため非常に落ち着きます。

中央広場までやってまいりました。正面が葛西臨海水族園のエントランスになるのですが、この日は休館日だった関係でより園内が空いていました。どうやらコロナの影響で2022年1月11日から臨時休園しているとのことでした。

このまま左へ曲がると駅になりますが、目的地は海浜公園になるので右方向に進んでいきましょう。

以前は水上バスもあったようですがおそらくコロナの影響で運休しているようです。

このようなカフェレストランもあり園内は広いので休憩がてら食事するのにはおすすめの場所です。

緩やかな上り坂がありその先には見晴らしが最高な展望台的な場所があったのですが、現在は改修工事中で入ることはできませんでした。残念。

去年の9月から着工し今年2022年の5月31日まで工事は続くとのことなので。6月になればあの美しい建物から美しい景色を見ることができるともなればその頃にまた伺いたいと思います。

ただし、公式サイトを拝見したのですがあくまでも工事の終了日も予定ということなので、営業再開は6月よりも後になるかもしれません。

先ほどの補強工事をしていた場所を左に曲がると今度は下り坂になるのですが、下っていくとこのように東京湾が透けて見えるとってもオシャレな待合室的な場所がありました。もともとは水上バスの待合室だったのでしょうか。私が伺った際は一般開放しており中でリラックスしている人の姿も。

休館中の水族園内部が少しだけ見えました。幼少の頃から親に連れてきてもらっていた場所で非常に思い出深いスポットなので営業再開した暁には絶対に行きます。そして館内の様子を記事にさせてもらえると嬉しいなぁ。ひとりごとです。

それでは散歩を続けましょう。水族園の中を少し覗いた後は海浜公園方向へと進んでいきます。すると先ほどの改修工事中である展望台前に巨大な芝生が現れます。あの建物から拝む東京湾は本当に絶景なんですよね。今は想像になってしまうことをお許しください。

あちらが海浜公園へと続く橋になりますが、主塔(覚えたての言葉)も改修工事をしていますね。その姿がなんだか独創的で結構見とれてしまいました。

間近で見るとさらに大迫力でこのままロケットのように飛んでいったらかっこいいなあなんて想像も膨らませながら海浜ゾーンへと進んでいきます。

開園時間は9:00〜17:00とのことなのでお越しの際はご注意ください。

葛西臨海公園の先端とも言える部分に潜入しました。せっかくなので最も先端の部分へと行ってみましょう。

すると「東京湾大パノラマとみられる生き物」と題されたこんな立て看板がありました。遭遇してみたい生き物はおりますでしょうか。

この辺りが葛西臨海公園で最も尖った部分と表現してもいいのではないでしょうか。一見平らにしか見えないこの地平線って丸いんですよね。ああ、色々なところへ行って色々な景色を見たい欲が沸々と湧き上がってきます。先ほどの看板には載っていませんでしたが、強欲な生き物に出会えたかもしれません。

実はこの場所は砂浜があるのでさっそくビーチサイドへ行ってみましょう。もはやここまで来るとはやる気持ちを抑えられません。大人でも大興奮してしまいます。そして眼前に広がる大パノラマに息を飲むことになるでしょう。

この場所こそ都会のオアシスなのではないかと思うほど美しい光景が広がっています。砂浜の向こうにうっすらと浮かび上がる東京のビル群も幻なのかと思えるくらいミスマッチ加減を醸し出しており感性を刺激するには絶好のスポットです。

子どもたちが打ち寄せる波にはしゃいでいる姿も妙にロマンティック。

北風が目に染みる2月の波打ち際ですがコンビニで購入したドデカミンのドデカサイズが五臓六腑に染み渡りました。何の根拠もないですがここで飲むドデカミンがおすすめです。

都内にいながらこんなに本格的な砂浜を楽しめるのは珍しいのではないでしょうか。あとはお台場海浜公園にあるビーチも都内だとおすすめです。

ベタなことをやってみたり。

反対側のビーチサイドからは対岸にディズニーリゾートが見えます。ここで私は思いついてしまうのです。葛西臨海公園からディズニーまで歩いていくことができるのか。近日公開予定なので乞うご期待。記事の作成が完了次第こちらにもリンクを貼らせていただきます。

それでは東京のオアシスを存分に満喫したので再び橋を渡り臨海公園内へ。ここから駅までの道のりは非常にわかりやすく直進すれば辿り着きます。

園内にはお手入れの行き届いた木々たちがたくさんあるので無料でマイナスイオン浴び放題です。

道なりに進んでいくと中央広場へと繋がるのでそのまま進んでいくと前方に駅が見えてきます。

駅へ向かう途中にはあれだけ小さく見えていた観覧車がこんなにも大きく見えてただの散歩であっても何だか感慨深い思いです。

駅前には噴水があり本来なら旅の門出を祝うモニュメントですが、当記事からすると旅のフィナーレにふさわしい演出です。

南砂町から葛西臨海公園までの道のりを画像とともに紹介してきましたがとうとう駅まで着いてしまいました。

先ほどの疑問を覚えている方はいるだろうか。対岸にキラキラと輝いて見えたディズニーリゾートの姿を思い出すことができるでしょうか。私にはどうしても忘れることができません。

ならば行くのみ。公共機関を使わず散歩がてらふらっと。

次回予告「東京のオアシスから世界のオアシスへ!葛西臨海公園からディズニーリゾートまで散歩してみた」

本日もさんぽたびより(散歩旅日和)でした!