すみだリバーサイドやミズマチも!スカイツリーから浅草まで下町散歩

東京エリア

東京都は墨田区の一大観光名所である東京スカイツリーから徒歩で行ける距離にもう一つの定番観光スポットに浅草があります。そんな二つの人気スポットをほぼ一直線で結ぶお散歩コースがあるということをご存知でしょうか。近ごろでは電車ではなくあえて歩いていく方も増えています。

道中にはスカイツリーと浅草、双方の場所を繋げるにあたって新設された橋「すみだリバーウォーク」や、話題のショップが盛りだくさんな商業施設「東京ミズマチ」など見どころも数多くあります。

東武線の東京スカイツリー駅から出発して浅草の定番スポット浅草寺まで歩いてみたいと思います。話題のスポットが目白押しなのでぜひ最後までご覧ください。

それでは早速とうきょうスカイツリー駅前より爽やかにお散歩スタート!

駅の看板にはスカイツリーではお馴染みのマスコットキャラクターであるソラカラちゃん・スコブルブル・テッペンペンが。かわいいですよね。今回は彼女たちが向いている方向へ歩いていきたいと思います。

とうきょうスカイツリーの駅前始発の都バスが出ており、銀座・新橋方面に行く際にはほぼ確実に座っていけるのでソラマチなどから中央区などの都心部へ行く場合は意外と穴場ルートなんです。

押上から都営浅草線に乗れば銀座・新橋までは乗り換えなしで行けるのですが、時間に余裕があれば車窓から東京の下町を眺めながらゆっくりとバスで巡るのもおすすめです。門前仲町で乗り継げばスカツリーと同様に大人気の観光スポットでもあるお台場にも行くことができます。

都バスは距離に関わらず一度乗車するごとに運賃が210円かかるので、乗り継ぎなどを考えると一日乗車券を500円で買った方がお得なパターンが多いです。

今回の目的地である浅草寺までは1500mという看板が見えますね。お散歩するにはちょうど良い距離ではないでしょうか。それではこちらの横断歩道を渡り正面ビル横の路地を入っていきます。

こんな感じで下町情緒溢れる路地を進んでいきます。浅草方面より歩いて来たのであろう方々も多く見受けられます。天気が良いのでおのずとお散歩意欲も高まります。まさに「さんぽたびより」といったあっぱれな空模様にテンションも上がります。

あっという間に東京ミズマチに到着しました

路地を2〜3分ほど歩いていくとミズマチイーストゾーンの入口に辿り着きました。ショップの案内看板があるので見てみましょう。

現在地は看板左の案内でいうところのE07になります。ミズマチはイーストゾーンとウエストゾーンにわかれており、北十間川に沿うようにして多くのショップが並んでいるのが特徴。

ミズマチイーストゾーンの玄関口には「LATTEST SPORTS」というボルダリング・サイクルショップ・カフェなどが併設されたお店がありました。個人的に自転車散歩も好きなので新しい自転車が欲しくなってきました。新調するならこちらのお店も候補のひとつにします。

自転車と散歩は相性抜群なのでゆくゆくは「さんぽたびより号」をゲットしたいという妄想をしつつ先へ進みます。

歩いてきた路地の反対側には北十間川が流れています。晴れた日には川沿いを歩くのもミズマチ(水町)のコンセプトにも合っていて気持ち良いでしょう。ちょっと見に行ってみましょうか。

LATTEST SPORTの裏手側になります。巨大なシロクマさんが日光浴をしていました。夏は日焼けをして黒くなるとかならないとか。オープンテラスも用意されたおしゃれなカフェなので下町散策のひと休みにイチオシです。

見上げると634mのスカイツリーが高くそびえ立っております。スカイツリーと東武線の車両を一緒に撮影するには絶好のスポットですね。

こちらは進行方向の浅草側になります。夜に訪れるとまた違った雰囲気になるだろうなというムードがそこかしこに漂っています。特に街灯がナイスな演出してくれそう。

元の通りに戻って散歩を続けましょう。左側がミズマチの施設となっており個性豊かなテナントが入っており、中にはコンビニもありますので急に必要になったものがあっても心配ありません。

道中にはファミリーマートがありました。

オシャレなコインランドリーも。旅行者や出張でこの界隈に宿泊している方には重宝されること間違いなしですね。店内もクリーンなイメージで清潔感が溢れており老若男女問わずおすすめできます。従来のコインランドリーとは一線を画した空間でお洗濯をぜひ。

このまま先に進みます。高架沿いをのんびりと歩いていきます。散歩を楽しむには何も考えないことがコツだと思います。せめて散歩の時だけは自分のペースで歩いていきましょう。

イーストゾーン最後には「WISE OWL HOSTELS」という宿泊施設がありました。利用者にとって徒歩1〜2分の距離にコンビニやコインランドリーがあるのは大きな利点ですね。こちらのホステルは京都やその他主要都市にも展開されているようで、関西方面へ散歩に行く機会があればぜひお邪魔したいと思いました。

WISE OWL HOSTELS (ワイズアウルホステルズ)のOWL(フクロウ)とは

Wise as an OWL (フクロウのごとく賢く)、寝る間も惜しむくらい、一日を遊び尽くしてほしいというメッセージを込めています。

未知の地域での新しい出会い、発見、体験のきっかけを少しでも提供できるホステルとして誕生しました。

WISE OWL HOSTELS公式ウェブサイト

コンセプトの一部を抜粋させていただきましたが非常に粋で読んだ瞬間にときめいてしまいました。

源森橋

ではでは散歩を続けましょう。先ほどまでの道をそのまままっすぐ進むことができればいいのですが、道路の中央部分に柵があるため横断ができません。そのため一旦左に曲がり源森橋を渡ってから反対側まで迂回する必要があります。橋のたもとにはこんな不思議なオブジェが。

どのようなコンセプトなのかは不明ですがなんとなくゆるい雰囲気が漂っています。

冒頭でほぼ一直線と表現した理由のひとつがこの迂回問題。画像で確認できる横断歩道を渡るのがウエストゾーンへの最短距離になります。

源森橋の上はスカイツリーの定番撮影スポットとして知られています。絶好の撮影スポットで道行く人々も夢中でシャッターを切っていました。どうせなら東武線の電車と一緒に撮れば良かったと今さらながらちょっと後悔しているところです。

東京ミズマチ ウエストゾーン

先ほどの横断歩道を渡って再びミズマチ側に歩くとウエストゾーンに入ります。パン屋さんの「むうや」や甘味屋さんの「いちや」など飲食店メインのラインナップですが、「DEUS(デウス)」などのアパレルショップ、「KONCENT(コンセント)」といった雑貨屋さんなどバラエティ豊かなお店が並びます。

右手には隅田公園があり都心にいながら自然のマイナスイオンを浴びながらミズマチを楽しむことができます。ミズマチがオープンするにあたって公園も大幅に整備されより快適な場所へと進化を遂げています。正直以前は薄暗い雰囲気だったのですが、今は見る影もないほどにキレイになりました。

途中にはレンタサイクルもありお散歩途中で疲れてしまったらここでお借りするのもおすすめですね。どうやらアプリ経由でレンタルができるようです。私もつい先日レンタサイクルデビューしまして電動チャリってすごい楽ですね。一度乗ると癖になるので未経験の方はぜひ。

こちらは「LAND_A CAFE DINING&SMILE」

モーニングからランチ・ディナーまでトータルでお食事を楽しめるカフェダイニングだそうで、公式サイトでメニューを見ましたがモーニングのトーストが非常にそそられました。

お店入口の横にはこんなフォトジェニックな場所もありました。ベンチに座って風船を持っている感じで写真を撮ることができるようですね。一瞬はっちゃけようかなと思いましたが、さすがに三十路の必殺セルフィーは若干気まずいので今回は断念しました。

ふと来た道を振り返るとスカイツリーがだいぶ遠ざかっており歩いてきた距離を実感しました。離れて見ても相変わらず圧倒的な存在感です。

それではミズマチと隅田公園をあとにして浅草を目指して進みたいと思います。公園周辺は地元民からジョギングコースとして親しまれているようです。

ミズマチを抜けると横断歩道があるのでこちらを渡ります。

すみだリバーウォーク

信号を渡ってすぐの場所にすみだリバーウォークの入口があります。自転車も降りれば通行可能なので先ほどのレンタサイクルでもこのまま浅草へと行くことができます。通行可能時間は7:00〜22:00だそうです。

途中に源深川水門がありました。少し調べてみましたが水門には形式が存在するようでこちらは鋼製単葉ローラーゲートというタイプみたいです。はて、なんのことやらさっぱり私にはわかりません。これ以上深入りすると長くなりそうなので今回はこの辺りでやめておきます。

ここから橋がスタートします。この橋を渡りきると浅草に到着です。

すぐ目の前には東武線が通っておりなかなか迫力があります。ここまでの至近距離でなおかつ下から見上げる機会はないと思うので東武線ファンの方には胸を張っておすすめしたいスポットです。鉄道好きでなくてもこの景色を見るために橋を渡る価値は大あり。

2月の冷たい風を浴びながらも散歩を続けます。四季を体感できる幸せを噛みしめます。寒さを感じるのも生きている証拠ですね。

水面が波打つ様子に見とれながら渡っていきます。穏やかな天気だったので静かにゆらゆらと揺れていて癒やされました。電車が通過した際は橋もゆらゆらして一瞬ドキッとするので注意。

左に見える特徴的な建物はアサヒビールの本社となっており、ビールを注いだジョッキのような姿をしていて目を引きますね。

高所の観光スポットではお馴染みのアトラクション的な透ける地面がありました。スカイツリーや東京タワーなどにもありますね。怖がりながらスリリングなことは好きなので期待を胸に覗いたのですが、思いのほか透明度が低くあまり下の様子がわからず少々残念な気持ちに。

まるで地面から潜水士と魚が浮かび上がってきたかのようにリアルなトリックアートもありました。現在放送中の日曜劇場「DCU」とすみだリバーウォーク&ミズマチのタイアップ企画のようですね。

こちらも観光地ではお馴染みの縁結び的なスポットが橋のたもと付近に。「恋人の聖地」と書いてありますね。二人で南京錠をかけると永遠の愛が結ばれるのでしょうか。

浅草側に到着しました。墨田区から台東区に上陸しました。それでは橋を降りていきましょう。

橋を降りると浅草駅までの案内看板がありました。どうやら近道があるらしくこれに従って歩いていきましょう。

案内に従って大通りに出ると先ほどまで沿って歩いてきた東武線の線路が見えてきました。余談ですが筆者はこの界隈で生まれ育ってきたため、故郷的な感じで非常に落ち着く景色です。

浅草駅に到着しました。せっかくここまで来たので定番の観光スポットである雷門まで歩いていきたいと思います。

浅草に到着

松屋という百貨店内に東武線の浅草駅が入っています。外観は昔ながらの雰囲気ですがユニクロが入っていたりと時代に合わせてテナントも変化しているようです。個人的には昭和感満載の百貨店の方が趣があり好きですが、ニーズに合わせて変化しないと生き残っていけない気持ちもわかります。

そして昔は屋上にゲームコーナーがあり家族にねだって連れて行ってもらった記憶があります。現在屋上は閉鎖されているようなので時の流れを感じます。

駅から歩くこと約2〜3分ほど大通りを歩くと雷門に到着しました。コロナ禍ということもあり人出がないのが寂しいですがそこは誰のせいでもないですね。本日はここを終点にしたいと思います。お疲れさまでした。

またの機会に浅草エリアに特化したお散歩記事なども上げたいと思います。乞うご期待。

本日もさんぽたびより(散歩旅日和)でした!