【目黒川2022桜開花情報】目黒から中目黒までお散歩〜後編〜

東京エリア

早いもので3月も下旬にさしかかり日中は20°前後まで気温が上昇する日もちらほらと出てきました。

今の季節を代表するものといえばそう、です。

都内有数のお花見スポットとして広く知られている目黒川沿いに行ってきたので開花情報をいつも通りお散歩がてらゆるりとお伝えしていきます。

前編では目黒駅前から目黒新橋までのお散歩情報と周辺の桜開花情報をレポートしているので、まだチェックしていない方はよければこちらも。私は目黒駅周辺の雰囲気も好きなので気になる方はぜひチェックしてみてください!

後編では目黒新橋からスタートして目黒川沿いを中目黒駅を目指しお散歩していきます。それではさっそく2022年3月29日現在の桜の開花情報をご覧ください。

中目黒を目指して目黒新橋からお散歩スタート

では前編に引き続きこちらの目黒新橋(めぐろしんばし)より中目黒方面に向かって歩いていきます。

目黒通りをゆっくりと下りながらここまでやって来ました。所要時間としては目黒駅からスローペースで15分ほどでしょうか。

目黒新橋からの眺めはこのような感じ。

ご覧のように目黒川に沿うような形で約800本もの桜が道中を彩っており、冒頭でも触れましたが都内のみならず日本国内でも有数のお花見スポットとして知られています。『東京でお花見といえばここよね〜!』なんて頻繁に話題へ上がるスポットです。

満開の桜たちにひたすらテンションが上がり、ただただあの桜の木の下に早く行きたいという感情が先行してしまい、特に何も考えないまま直感で左側のルートから歩くことにしました。感じるままって大事。行き当たりばったりはお散歩の醍醐味ですね。

ここからはゆるやかなスローブを下っていきます。

都心のビルの合間にこのようなオアシスが存在します。この界隈はなんだかホッと心が安らぐスポットで、私は時期を問うことなく元気をチャージしたい時に訪れています。

恵比寿などからもアクセスしやすいのでぜひみなさんも都会の生活に息が詰まったらこの場所でひと休みしましょう。

今回は左のルートを選びましたが、桜はご覧の目黒川を挟んで両サイドに咲いているので基本的に左右どちらからでもお花見を楽しむことができます。

桜花爛漫という表現がふさわしいのではないでしょうか。咲き乱れる桜たちに早くも心が満たされていきます。愛おしさゆえに一年中咲いていてほしいと願ってしまいますが、期間限定でしか鑑賞することができない刹那的なところも儚く感じますよね。桜は本当に尊い存在。

道中も穏やかな時が流れており幸せな瞬間をおすそわけ。周りにいる人々も行き急ぐ様子もなく思い思いの時間を過ごしていて現代人にはこういう時間こそが必要なんだなと実感します。

桜のトンネルと名付けたいアーチをくぐっていきます。なんだかお祝いしてもらっている気分になれます。

ちなみに左に見えているスローブを上がると「ふれあい橋」へと繋がります。お散歩中に当記事内での企画について考えており、道中に出現する各橋の上からの眺望をフューチャーしていきたいと頭の中で構想を練っていたのですが、早々に凡ミスを犯してしまいました。

なんと目黒新橋を出発して一本目のふれあい橋からの眺めを撮り損ねてしまいました…

ということで!ここは実際に訪れてみてからのお楽しみ!

な〜んて解釈をしてくれる心の広い方々が見てくれていることを願いつつ先へと進んでいきます。

ちなみにですが「ふれあい橋」ってどこかで聞き覚えがあるなぁなんて思っていたら同名の橋が同じく東京都内に存在し、そちらの方は偶然にも河津桜を鑑賞するのに絶好のスポットということで3月中旬に訪れておりました。こんな偶然あるんだ。

しばらく川沿いを歩いていくとこんな橋が見えてきました。

ふれあい橋からの景色を撮り忘れてしまうという失態をかましつつ、できる限り各橋の上からの眺めをお伝えしていきますね。橋によって桜の表情が変わるのでその辺りにもぜひ注目してお楽しみください。

さ〜て、この橋はなんていう橋なんだろう。

田道橋( でんどうばし)

田道橋( でんどうばし)という橋のようです。

田道橋からの眺め。写真の約半分近くを埋め尽くす桜の花びらが圧巻の一言。

このようなマップがところどころに設置されているので自分が今どの位置にいるのかがグーグル先生に頼ることなく一目瞭然です。スマホのバッテリー節約にもなりますね。

たった今田道橋からの景色を満喫したところなので、お次はどの橋だろうと現在地を確認しつつお散歩を続けます。

中里橋(なかざとばし)

そうこうしているうちにネクストブリッジ「中里橋(なかざとばし)」に到着しました。

中里橋からの眺め。水面に映る桜とタワーマンションがなんとも都会らしい幻想を漂わせています。これはエモいと表現してもいいのでしょうか。桜花爛漫の三十路街道を気ままにお散歩している筆者にどなたか教えてください。

頭上には絶える気配がない桜のアーチ。やっぱり桜っていいですね。

おっ、早くも次の橋が見えてきました。第一印象が「なんか綺麗だな」だったので新設されたのでしょうか。先ほどの園内マップに載っていなかったので、地図にも存在しない幻とも言える橋です(言えません!)

なかめ公園橋(なかめこうえんばし)

そんななかめ公園橋(なかめこうえんばし)に上陸してみました。

なかめ公園橋からのなかめ。ではなく眺め。失礼しました。

ずっとこんな光景が続けば世の中の犯罪も減るのではと思うほどに柔らかく穏やかな気持ちに包まれます。

このあたりで園内マップを参考にしつつ現在地を確認してみましょうか。先ほど訪れた幻のなかめ公園橋の表記がないのがなんだか気になりますがそこはご愛嬌。えっと、パラレルワールドにいたのかな。まぁまぁ細かいことを気にしていては何も楽しめません。

そんなことを気にすること自体が野暮なことだと目黒川の主に言われているような気がしませんか?

(目黒川の主の回答:しません!)

田楽橋(でんがくばし)

続いて登場するのが田楽橋(でんがくばし)

田楽橋からの眺め。一気に水位が下がっていることがおわかりいただけるかと思います。

葉桜になっている木も発見しました。このあたりはベンチ的なものもあったりと体を休めながらお花見をするには絶好の場所です。ぜひこのあたりでおにぎりでもかじりましょう。

目黒川はまだまだ流れています。流れに従うようにして桜の木々たちが我々を心地よい春の陽気へと誘います。本当に気持ちいいです。

中継地点ともいえる大通りに面しているこちらの公園。

まだまだコロナは続いており、以前のようにレジャーシートなどを敷いて大人数で盛大な宴会はできない状況ではありますが、家族やお友達同士の少人数でお弁当を食べたり水分補給をするにはもってこいの場所ではないでしょうか。

花見客用としてでしょうか。このような仮設トイレも用意されていました。この先はより混雑することが予想されますのでぜひこちらを利用してから先へ進むことをオススメいたします。

ここからは再び目黒川沿いへと戻ることになります。川を目印にしつつ道なりに進めば今回のルートと同じようにお散歩することができて迷うこともないでしょう。橋の上には多くの人影が確認できますね。

船入場橋(ふないりばばし)

船入場橋(ふないりばばし)へとやってきました。

船入場橋からの眺め。桜は控えめながら浅く流れる目黒川がレアな雰囲気をかもします。

東京にいることを忘れてしまうような自然あふれる表情を見せてくれる道。緑も豊かなのでマイナスイオンを浴びながら歩いていきます。

もはやお馴染みとなった園内マップにて現在地を確認してみましょう。スマホを開かなくてもこれを見れば迷う心配ありません。ふむふむ、んっ…次の橋って一体なんて読むんだろう。

皀樹橋(さいかちばし)

皀樹橋と書いて「さいかちばし」と読むようです。みなさま読めましたか?

駒沢通りにかかる歩道橋があるのでこちらを利用しましょう。少々離れたところにある信号を渡る方法もありますが、歩道橋上からの眺望を期待してこのルートを選択。

歩道橋上からの眺め。このルートを選択して大正解。上から眺める桜が非常に風情溢れておりせっせと息を切らしつつ階段を登ってきた甲斐がありました。

読み方をもう一度おさらいしてみましょう。現在いる橋の名前は皀樹橋(さいかちばし)。今はこの漢字を見ても読み方を即答できる自信がありますが、一ヶ月後に見せられたら桜のよう鮮やかに答える自信がありません。

ここまでは左側を歩いてきましたがなんとなく右側ルートにシフトしていきます。

満開の桜に見とれながら歩いているとあっという間に次の橋が姿を現しました。

宝来橋(ほうらいばし)

歩道橋を渡ってすぐのところで宝来橋(ほうらいばし)が迎え入れてくれました。なんとも縁起の良いネーミングで渡るだけでご利益がありそうです。

宝来橋からの眺め。ほぼシンメトリーと言っても過言ではないほど左右均等に咲いた桜たち。

ここまで来れば中目黒駅まで到着したようなものです。駅が近づいてきただけあって花見客も明らかに増えてきました。

駅前に合流点遊び場という広場的なスポットがありせっかくなので入ってみます。目黒川と蛇崩川の合流地点であることから名付けられたそう。ちなみに蛇崩川は世田谷区から目黒区にかけて流れている二級河川。

赤いラインがトレードマークの東急東横線がちょうど到着したようですね。中目黒駅のホームもすぐ近くに見えています。

お散歩も佳境に差しかかってきたので改めて満開の桜たちに感謝します。今年も咲いてくれてありがとう。

東横線の高架下まで来たので線路に沿って左方面に直進していけば中目黒駅に到着です。

高架沿いを歩いていきます。

中目黒の改札が見えてきましたね。

今回のお散歩のゴールである中目黒駅に到着しました。

前編と後編にわけてお送りした今回の記事ですが、目黒駅からの所要時間はゆっくり歩いて1時間強ほどでしょうか。ですが見事に咲き誇る姿に感動しながら歩いていたので体感的にはその半分ほど。

ということで2022年3月29日現在、目黒川の桜は見ごろを迎えておりました。中目黒駅前は平日午前中でもかなり混雑していたので、ゆっくりと鑑賞したいのであれば当記事と同じように目黒新橋からのルートが比較的空いているのでおすすめです。来年もこの時期に訪れたいと思います。