【郷さくら美術館】中目黒から代官山まで散歩途中に素敵な美術館に出会う〜前編〜

東京エリア

一駅散歩シリーズ。今回は下町エリアから少し足を伸ばして東急東横線・都営地下鉄日比谷線中目黒駅を出発して代官山駅を目指していきます。

季節は2022年3月下旬、目黒川沿いに咲く桜も見頃を迎えて界隈が最も賑わうタイミングで訪れました。お馴染みのコースは花見客でごった返していたのは言わずもがなの状況だったのですが、目黒川のほとりに「絵」でお花見することができるスポットがあることをご存知だろうか。

当サイト名物企画となりつつある一駅散歩の途中で素敵な美術館に出会ったので立ち寄ってみました。

それでは今日も元気にお散歩スタートです。

中目黒から代官山を目指してお散歩スタート!

改めて東横線と日比谷線が通っている中目黒駅が今回のお散歩スタート地点となります。この日はお花見シーズン真っ盛り。さすがは桜の名所と知られているスポットだけあって平日ながら駅前は人の嵐で若干めまいが。

駅を出て信号を渡るとすぐのところに蔦谷書店があるので左の路地に避難します。右に東横線の線路が見えていますね。意外とこの道が空いていてホッと一安心。

しばらく歩くと目黒川と共に満開の桜が出迎えてくれました。こちらのT字路を左折します。ちなみに右に歩いていくと恵比寿・目黒方面になります。今回同様、前編後編に分けてお送りした2022年目黒川のお散歩レポートもぜひご覧ください。

ご覧の通り目黒川沿いの桜たちは見ごろを迎えており多くの人々で賑わっています。みなさん幸せそうに桜の木を眺めていますがやはり喧騒が気になります。そんな中でゆっくりとお花見できる場所があるという噂を聞いたので代官山を目指しつつスマホ片手に探してみます。

最高気温は15℃に満たないほどでまだまだ冬の気配も感じられる天候ではありましたが春の訪れを感じるのは間違いなくこの木々たちのおかげです。今年も無事に春が来てくれることに感謝ですね。

目的地までは中目黒駅を出発してから最初に現れるこちらの「別所橋」を渡っていきます。せっかくなので目黒川の桜も堪能しようと思い立ちひとつ先の桜橋まで歩きました。番外的ではありますが桜橋からもの景色も撮ってみたのでダイジェストでどうぞ。

見事なまでに咲き誇る桜に朝から感動してしまいました。これぞ目黒川の桜といった景色を楽しみたい方は別所橋のひとつ先にあるこちらの桜橋からの眺めがおすすめです。それでは再び別所橋へと戻ります。

仕切り直して先ほどの別所橋を渡ったところからお散歩を再開しましょう。先の方に黒い建物が見えていますがなんだか気になりますね。近づいてみます。

漆黒の建物の正体は今回のお散歩のメインである「郷さくら美術館』

黒尽くめの外観は一見すると高級メゾンないしハイブランド店のような様相。よく見てみると外壁はタイル状になっていて一枚ずつ桜の模様が刻まれています。こちらが今回の散歩旅の主役ともいうべき「郷さくら美術館

同館は現代日本画を展示しておりニューヨークにもギャラリーがあるそうで、常設店にて扱う作品は桜を題材にしたもの。失礼ながらこのような美術館が中目黒にあったことを最近知りまして「これは行くしかない!」と思い訪問した次第です。

結果は行って大正解でした!目黒川のお花見が何倍も有意義なものなものとなり、来年以降もお花見とセットになることが私の中で確定しました。たったワンコインでそれが叶うのだからこれは行くしかありません。

郷さくら美術館の入館料

  一般:500円
  シニア(70歳以上):400円
  大学生・高校生:300円
  中学生:100円
  小学生:無料(保護者の同伴が必要です)
※  障害者手帳・療育手帳をご提示頂いた方は、
      該当料金の半額です。
※  料金はいずれも消費税込。

郷さくら美術館公式サイト

こちらの美術館の入館料はお財布に優しいプライスとなっておりなんと500円。お散歩がてらおひとりでじっくり堪能はもちろんのこと家族や友人も誘いやすいのではないでしょうか。デートコースに追加するのも非常におすすめです。

郷さくら美術館を実際に訪れてみて

館内の撮影は禁止なので作品を画像にて紹介することはできませんが、桜にまつわる絵画が1〜3階まで展示されており、まさにお花見気分で楽しむことができました。

常設展としては美術館の名前の通り桜をモチーフに描かれた選りすぐりの作品が十数点展示されているそう。訪れる時期によって展示されている作品が異なるのも魅力のひとつで、私が訪れた日はお花見シーズン真っ盛りで「桜花賞」と名付けられた展覧会が開催されていました。館全体が桜花爛漫になる季節なので見逃す訳にはいきませんね。

作品ごとにどの地の桜をモチーフにしたのかなども掲載されているため、気に入った絵の場所に実際に行けるといった点も見逃せないポイント。また一枚ずつ作家さんのコメントも添えてあるのでより作品の世界観を忠実に味わうことができます。

すべての作品が桜をモチーフにしながらも前述の通りあらゆるロケーションのものになりますのでちょっとした旅気分すら味わえる贅沢な時間を過ごすことができました。初訪問になりましたが今後の展覧会もチェックしたいと思います。展覧会の年間スケジュールに関しては公式サイトに記載されていますのでそちらをご覧ください。

ちゃっかりとおみやげまでゲット

美術館の一階にはショップが併設されており、桜に関連するアイテムがさまざま並んでおり失礼ながらお土産を購入する予定はなかったのですが、気付けばレジにいました。こちらは中島千波氏の「櫻雲の目黒川」という作品がプリントされたクリアファイル。

目黒川のお花見をクリアファイルでいつでも満喫できるので、購入後は職場で使用していて見るたびに目を癒やしてくれるのでお気に入りです。

前編は中目黒駅から郷さくら美術館までのお散歩

今回紹介した郷さくら美術館の展覧会「桜花賞」は、2022年3月8日から5月15日まで開催中なので目黒川の桜が残念ながら散ってしまってもお花見を楽しむことができます。気になる方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

そして、中目黒駅から代官山駅を目指して歩いている一駅散歩シリーズ。前編では中目黒の駅から郷さくら美術館までの道のりをお届けしました。次回は美術館から代官山までのお散歩をレポートするのでお見逃しなく。それではまた次回。